独立できる仕事【🔍フリーアナウンサー】になるには？File#011
独立できる仕事【フリーアナウンサー】になるには？
独立開業！成功・失敗ストーリー
石田芳恵
独立できる仕事図鑑＠File:011
Q1 独立開業の仕事内容は？
A.
テレビやラジオの出演（ニュースアナウンサー・番組ナレーション・リポーターなど）、
映画の出演、司会、執筆、舞台台本作成、演出の他、
プロ向け・一般の方、企業向けのアナウンス講師などをしています。
1日の仕事の流れとしては、まず朝にTV・新聞のニュース構成のチェックをして、
その日のスケジュールを確認します。
午前中に打ち合わせ、昼から収録、
夕方から原稿作成・事務処理をすることが多いです。
Q2 独立開業をするまでは？
A.
元々は記者志望でしたが、報道全般に興味を持ちアナウンサーの道に進みました。
地方局のアナウンサーとして勤務しましたが、
自分には向いていないと思い悩み、2004年（H16)3月に退職。
違う道も模索しましたが、フリーランスとしての仕事の依頼が徐々に増え、
その流れでフリーアナウンサーになりました。
2008年（H20）には、スキルアップを目指して12月に上京し、
アナウンサー事務所に所属して活動を始め今に至ります。
フリーランスとしての働き方は会社員時代には無い経営感覚の面白さと
責任感の重さが自分に向いていると感じています。
Q3 独立開業への情報収集はどうやって？
A.
計画的に独立したわけではないので、まず「名刺はどこで作るの・・？」状態でした。
そんな中、周囲のフリーランスの先輩から
領収書の管理など一から教えて頂いたり、会計の勉強をするなど少しずつ環境を整えていきました。
また、アナウンサー事務所にはボイスサンプルを送り面接を経て所属が決まり、
レギュラー番組も増えていきました。
Q4 独立開業する為の開業資金は？
A.
計画的に資金を貯めて独立したわけではないのですが、参考までに経費だけで言うと
• パソコン
• 洋服
• 交通費
• 諸経費
などで最低限50万〜100万程でしょうか。
ちなみに私は先輩から二年分生活費を貯めておくと良いとアドバイスを頂きました。
Q5 独立開業の仕事場の環境は？
A.
毎日仕事場が違うので、移動は主に電車を利用しています。
そのため遅延情報はしっかりチェックしていますね。
移動の流れでお気に入りの美術館やカフェに寄ったり、
仕事帰りにワインを飲んだりなど、移動そのものを楽しんでいます。
Q6 独立開業のPR&宣伝方法は？
A.
人に会う事です。また、精一杯仕事をする事で、
その仕事が次の仕事を運んでくれると思っています。
誠意を持って人に会い、誠意をもって120％の仕事をする。
そういった事を心がけていれば自然と評価に繋がると考えています。
Q7 独立開業で失敗した事や大変だった事は？
A.
番組の改編などで、これまでの仕事がなくなる事がよくあります。
そのため常に危機感があります。実力だけではどうにもならない事もありますので、臨機応変に対応する事や、動じない精神力が必要です。
「フリーアナウンサー＝華やか」とは違うシビアな現実があるともいえるでしょう。
Q8 1番のこだわりとやりがいは？
A.
クリエイティブに自分の表現をする事。
また仲介者・翻訳者として、わかりやすく言葉を伝える事です。
そして仕事を通じて視聴者やリスナーの方たちが笑顔になって頂けるならばとても幸せなことです。
Q9 独立開業 初年度の売上は?
A.
フリーとして土曜と日曜のニュースを担当させて頂きました。
当時自分はアナウンサーに向いていないと思っていましたが、
やはり楽しい！と感じることが出来ました。
売上としては20〜30代女性の平均収入と同じくらいです。
Q10 これからの目標は？
A.
海外のアーティストや舞台演出家との仕事
（クラシックやオペラの案内）が増えてきたので、
日本語だけでなく外国語の勉強や、感性を高めていくことがこれからの目標です。
メッセージ：独立開業を目指す方へ
健康であることと、何が起こっても対応できる精神力が必要とされる仕事です。
そして、自分の得意分野をどんどん広げていくことのできるとても楽しい職業でもあります。
のびのび自由に人生を楽しんでいる方が向いていると思います。
[DATA] 名前：石田芳恵 職業：アナウンサー 職歴キャリア年数：18年 独立開業年と当時年齢：2004年(H) 9月より /（当時28歳） 独立歴：16年目(2020年現在) HP：- 住所：-
編集後記@カトリより
今回はフリーアナウンサーの石田さんに独立できる仕事インタビューをお聞きしました。
インタビュー中も、一つ一つとても丁寧に回答して頂くその素晴らしい声と安定感は、まさにプロのアナウンサー！
以前、石田さんの主催する「話し方講座」に私も参加させて頂いた事もあるのですが、正しい日本語でしっかり伝えるってとても難しい事だと実感！でもちょっとした工夫でも素晴らしく変われる事もしっかり学ばせて頂きました。
今回のインタビューの後も、結婚式の司会へ向かわれるとの事でしたが、さぞや素敵な式になった事でしょう。どうぞこれからも素敵な声で、また世界を舞台に活動される事を影なら応援させて頂きます。
＜Q.おまけ＞インタビュアー：「カトリ」を1言で説明するとしたらどんな人？
A.
- 多才でフットワークの軽い方
- 人と人を繋げるのが上手い方（パイプ役）
でしょうか。
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